酸洗いの特徴やメリットとは

金属加工に欠かせない処理である酸洗いは、金属加工に携わる人以外にはあまり馴染みがないかもしれません。酸洗い処理とは、その名の通り酸を利用して金属を洗浄する処理のことです。酸性容器に金属製品を漬け込むことで、表面に付着している様々な汚れを洗浄して除去していきます。酸洗いは数ある金属洗浄処理の中の1つですが、他の処理と比べてコストが安いことが最大の特徴です。また大きな金属加工品にも対応できることも、酸洗いの大きなメリットの1つです。一方で光沢のある金属加工品の洗浄にはあまり向いていませんが、焼け取りには非常に効果がある洗浄処理です。ちなみに焼け取りとは、金属加工処理において生じる溶接焼けを落とす処理のことです。

酸洗いを行い際の注意点とは

金属加工の現場では一般的に行われている酸洗い処理。しかし薬品を使用する作業であることから、酸洗いを行う際には薬品による様々な影響を考える必要があります。作業者の健康面への影響を考えることはもちろんですが、周辺の環境にも大きく影響を与えることを考慮しなければなりません。つまり酸洗い処理とは、薬品に関する知識を持った専門家が設備が整った施設で行うものなのです。また処理を行う施設でも、徹底した安全対策が重要となります。作業時に事故が起こらないように、しっかりした安全対策を講じる必要があります。また環境面を配慮して、作業で生じた排水はきちんと処理を行わなければなりません。酸洗い処理に限らず薬品を使う処理は、正しい知識や技術や設備のもとで行います。

金属製品の汚れを酸性の薬品で洗浄する酸洗いは有害な成分が飛散するので作業時の安全管理が重要になります。酸性の薬品は皮膚の火傷や呼吸器官の障害をもたらすので、保護具の使用や十分な換気が効果的です。